葛木水分神社(御所市)

 建水分神社から葛木水分神社へ行くには、国道309号線(富田林街道)を通り、水越峠を越える。峠を越えると言ったが、実際にはトンネルをくぐる。地図で見ると、旧道があって、これは峠を越える道であり、その旧道の端っこに葛木水分神社があるようなので、旧道に入って行こうとした。

 ところが旧道に入ってすぐ通行止めの案内と車止めがあった。旧道に入ったところ、通行止めの手前には車がたくさん止めてある。おそらく金剛、葛城への登山者が車を止めてここから登っているのではないかと思う。いまのところ旧道は車では通行できません。

 そこで水越トンネルを過ぎて、しばらく下り道を走りカーブをまがって、さらに降りるところに水分神社への分岐点がある。これも旧道の道だが、入口に通行止めの案内がある。上の滝までは行けるそうだ。旧道に入る。すぐに葛城水分神社のところに着く。

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葛城水分神社の横を流れる川

 神社の横を流れる川の水。

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川のところから振り返ると

 右手の道が国道309から上がってきた道。神社へは左手の道をあがり、急角度で手前に戻る。上の写真の陰になっているところに案内板がある。 

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御所ロータリークラブの案内板

 御所ロータリークラブがつくっている案内板。平成6年の更新とあるから十数年前。コケがはりつき、文字も半分がた見えなくなっている。案内板はここだけだったような気がする。

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参道と鳥居

 どこかひっそりと祀られているという感じがしてくる。

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石段の上の参集殿

 石段の上に小屋のようなものが見える(失礼)が、参集殿で絵馬がかけてあった。ここを通りすぎると社殿がある。

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葛木水分神社社殿

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葛木水分神社社殿の側面

 春日造りの社殿。社殿の下からは水が流れる音がひびいている。社殿の前の砂利を引いた庭は一面にびっしりと、どんぐりが落ちていて、踏み潰さないと歩けないような状態だった。

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神社参道から鳥居の向こう側を見る

 鳥居の向こう側の道と神社の参道を見比べるとわかるが、あまり神社の方には人手が入っていないようだ。全体に苔むしている。これを「神さび」ているというのだろうか。古語辞典に、四つある意味のうち、最後の意味があてはまりそうだ。