三室山へ(三郷駅から)

三室山というのは王寺駅の近くにもある。これから行くのは三郷駅から歩いてゆく三室山。竜田山、三室山と連続しており、生駒連山の南端にある。駅からあるくと住宅地のはしに登り口があるが、何も指示がないので地図で確認して歩かないと迷う。

 いったん登り口をみつけるとあとは一本道。

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 大伴家持の歌碑があり、その説明板。「龍田山をみつつ」峠を越えてきたと歌にある。「竜田古道」との看板もところどころに建てられているが、登ってみると龍田山の近くを通るルートであることがわかる。まずは三室山へ。

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三室山への道

 道は砂利を敷いて、きちんと整備されている。クルマが走れそうな道だが、登り口にはクルマ止めがある。写真の右手に小さな建物が写っている。これはトイレ。

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竜田古道の指示板

 目ざす先の三カ所の方向指示がある。本宮までは道なりに行き着くが、その先が問題だった。

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三室山の説明板

 三室山の説明板。三郷町教育委員会がつくっている。万葉集などからの歌が入っていて文学的だと思うと同時に、歌が短冊板に書き込まれ木の枝からぶら下がっている。

 最初のうちは一枚ずつ写真にとっていた。あまりにたくさんなので途中で止めた。それだけ三室山、龍田山に関する古くからの歌があるということだ。

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万葉集からの短冊板

 このような短冊が三室山を越えて、さらにその上の龍田山のほうまで続く桜の枝に下がっている。ひとつひとつ読みながらあるくと勉強になります。