御座峰から車道をたどって下へとくだって行くのだが、これが歩くのにけっこう大変。行けども行けどもなかなか駅の方向へとゆく道らしきものがない。ときどき車が通ってゆくが、人はまったく歩いていない。こういう歩きは心理的に疲れる。ようやく駅方面への道かなと思う分岐をみつけ、そこを歩くことにするが、「通行不可」というような指示もあって迷う。とにかく少し分岐を降りたところでスクーターが道ばたに止められていて、ここまでスクーターで来られるのなら通れるだろうと判断した。
相当傾斜がきついところにも、果樹(柿、柑橘類など)が植えられている。道は写真でわかるようにガードレールがついているくらいの道だから、車で来ることができる。しかし、斜面はそうとうきついから草刈り、収穫はたいへんだろうなと思う。
龍田山の下のほうの谷間にも畑があり、耕作されている。龍田山直下のガードレールもちらりと写っているが、そのあたりにはブドウ畑だった。このような山の利用法はこれまであまり見たことがなかったので珍しかった。見聞が狭いということなのだろうけれど。ここからひたすら降りて、駅前にようやくついた。
三郷駅の広場のところに「予想浸水深」と書かれている浸水予想の標識がある。ここまで浸かるかもしれないという警告だが、亀の瀬の峡谷のところが崩壊して、ダム湖状態になったことがあったから、たんなる予想とだけとは言い切れない。自転車置き場のほうへとちょっと足をのばして、見るべきはこの標識ですね。