藤原惺窩生誕地周辺の風景

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八重桜

 藤原惺窩の生誕地を訪れたときは八重桜が満開だった。

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八重桜とその背景

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生誕地からの風景

生誕地からの風景。左手の奥に見える建物が大雄寺。なだらかに傾斜している野の風景。典型的と言ってもよい野の風景である。建物は徳川時代初期と変わっていても、土地の様相はそれほど変わっていないだろう。もちろん昔は、電線もないけれども。仇討ちを願い、家の再興を願った藤原惺窩の心象には、このような風景があったはずだ。

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田んぼのなかに祠がある

 生誕地のほど近く、田んぼのなかに木立があり、ここにも祠がある。何がまつられているのか分からない。これは地元の人にしかわからない何かが祀られている。杉の大木のところといい、ここといい、このようなものが残っているのは、たいへん古くからある集落の特徴である。

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「魚釣り禁止」

 祠のある場所と反対側、山手のほうに「魚釣禁止」の看板がある。池でもあるのかと近づいていったが、水田だった。ということは池は奥の土手のところだろう。と、もう少し歩いたところでヒバリが空に上がっていった。揚げ雲雀かと見上げていたら、歩くたびにうるさく飛び上がる。どうも警戒されているようだ。引き下がり、戻ることにした。

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 県道から生誕地へ入るところにある大雄寺の石柱。

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冷泉家菩提寺

 石柱の横に冷泉家菩提寺と大きく刻字されている。どうしようかな、と思ったが、帰りを急ぎ、寺には行けなかった。