玉江橋北詰にこのような絵が嵌め込んである。長谷川貞信「玉江橋より天王寺遠景」という浪花百景の絵であるが、題名のとおり天王寺(四天王寺)の塔が橋の上から見えるという景色が描かれている。よく見ると塔があり背景に二上山のようなかたちの山がある。だいたいその方角となるだろうが、ひょっとしたら葛城山、金剛山かもしれない。玉江橋の南側は久留米藩の蔵屋敷だったとある。
ともかくも、四天王寺が玉江橋から見えたというのが今の大阪からすると驚き。
この説明板にもあるように、大きな反り橋だったから、その反りの頂点のところから五重塔が望めたということらしい。
現在の玉江橋の様子ですが、これでは南東を望んでもビルのほか何もみえませんね。
玉江橋から堂島川の西の方面を見たところ。リーガロイヤルホテルが見える。ここへ来たのは、ホテルの近くへ行くため。