山阪神社(大阪東住吉区)

 

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阪神

 阪和線南田辺駅で降りて、地図を眺めていたら、この山阪神社があった。もともと法楽寺へ行くために南田辺駅へ来た。時間の余裕があったから、どのようなところか見ておこうとできるだけ町中をあるくルートで神社に向かう。神社の隣に公園があって、そこから廻って境内に入る。神社は東の方を向いている。玉垣に「シャープ株式会社」という銘が入っているのが見えた。ここでやっと、ああこのあたりにはシャープが本拠を構えていたところだと気がついた。神社の横の道を西の方に行くとかつてのシャープの本社があったところ。台湾資本の会社になったが、以前はいくつかの製品を買って;お世話になった会社だ。とくにザウルスはシャープな製品で、iPhoneになりそこねた良品だったと思う。一部のデータだけは引き継いでいるけれども、製造打ち切りでかなりのデータを捨てざるをえなかったという点で恨みもある製品だった。ここでアップル製品へと移ってしまった。つい個人的な恨み(もっと長く持続的展開をしてくれなかったのかな)を書いてしまったが、「シャープ」の文字を見て、たまたまだけれど来て良かったと思った。境内には石碑があちこちに建てられている。

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日露戦争紀念碑

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演習石碑

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大正天皇の石碑

 このほかにもあるが、たくさんあるので省略。

 神社の由来については東住吉区役所のネット解説が詳しい。なんでも神社があるところは前方後円墳の円墳部分に神社がおかれているらしい。祀られているのは天日穂命。田辺氏は渡来人系の土師氏の系統で、もとは柏原市あたりを本拠としていたという。野見宿禰も祀られているようだが、土師氏の祖という。当麻に行ったときに当麻蹶速の碑を見たが、彼を倒した野見宿禰のゆかりがここにあったとは思わなかった。ちょっと見てみようでも、見てみるものだ。ここにも楠の大木がある。

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楠の大木

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神社東側にある楠