反橋(住吉大社)、川端康成文学碑

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反橋(住吉大社

 住吉大社といえば、まず反橋。手前の横から見ると欄干の朱塗りが緑と青空に映える。

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反橋 2

 けっこうな勾配で階段状になっている。

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反橋 3

 橋を上がりかけたが、けっこうな勾配でちょっと登るのがやっかい。足の弱いひとは危ないだろう。

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反橋 4

 反橋の上から。足の弱い人は、左右にまわって平な橋を渡る。この写真に石橋が写っている。そこを通る。

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反橋 5

 渡り終わって振り返るとこんな感じ。登って降りて、これだけに集中し、降りてきたところで神社の鳥居を目の前にする。ここで橋を渡る以前の心から神社へ向かう心へと切り替わっている。精神状態の切り替え装置としてはよく出来ているものだと思った。

 ふつうはここへ降りてきてそのまま住吉大社の本宮へと向かうのが普通なのだが、右手のほうにゆくと川端康成の文学碑がある。住吉大社にはたくさんの石碑があるので、この文学碑はひっそりと置かれたようにも見えるたたずまいなので、これは見逃すかもしれない。

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川端康成文学碑 「反橋」

 川端の「母に抱かれて反橋を降り」たという「反橋」からの一節が刻んである。

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川端康成」についての説明板

 

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川端康成文学碑の説明(すみ博)

 「すみ博2020」の川端文学碑の説明書きの写真には昔の反橋の様子が写っている。今の橋と違い反った橋に穴がうがたれているのが分かる。これはのぼり降りがこわいだろう。中止して穴に足を入れないとすべり落ちる。いまの反橋よりも渡るにはもっと緊張感が要求されたと思われる。貴重な写真である。