浅沢神社

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浅沢神社

 浅沢神社は住吉大社の場外末社。大社の東南方向から出て、歩いてすぐのところにある。

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浅沢神社社殿

 芸能界の提灯が多いなと思っていたら、女性の作法、芸事の守護神としてお参りされるということだ。

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竜吐水

入口の手水のところに竜吐水だろうか半分こわれかけていて、水も吐き出していなのだが、なんともいい感じを醸し出している。

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浅沢社の沼地

浅沢神社は池というか沼地というか、まわりはこんな状態で、植物がぽつぽつと葉を出している。これは「かきつばた」で、「浅沢小野の杜若」は万葉集のころから有名で、いったんなくなったあと、平成9年に復活させたとのこと。その説明板はこちら。

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浅沢社の説明板

 ここは、奈良の猿沢、京都の大沢と並ぶ名勝地だったらしい。現状からはちょっとどうかなとも思うが、ここら一帯には沼沢地がひろがっていたようだから、名勝地だったと言われればそうかなとも思う。神社のすぐ南に細江川が流れていて、そこから水が引かれているようだ。

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細江川

 「細江川」というが、細い川だ。ちなみに住吉鳥居前の次の駅名は「細井川」。ここの土手は川や池から高くなっている。細江川は古代から無くなることなくいまも流れている川。住吉公園の方向に向かって流れているようだが、川の行く末までは確かめていない。ともかくこの近くの土地の高低をみながら「浅沢小野」の風景を想像してみるしかない。