美沢橋を渡って帰りがけに橋の名称のプレートを見やると「蔵替川」となっている。たしか「小川」だったはずと橋の東側に行くと。
「小川」のプレートがある。名前が二つ? と、川をのぞきこむ。
手前が「蔵替川」。向こうの川が「小川」。美沢橋のところが合流地点だったのだ。
離れたところから見ると川の合流の様子がよくわかる。
ひとつにつながった橋だけれど、蔵替川の上の部分には「みさわこはし」のプレートがある。
「みさわこはし」から上流部を見ると、水は流れている。農業用水にでも使われているのだろうな、というような水の流れである。たどってみることにした。
南茨木駅の近くは建て込んできているので、川は建物のあいだをながれている。
駅の近くで道路にそってほぼ直角にまがる。「直角」といっても流れを考慮してカーブさせているが。空き缶、ペットボトルが捨ててある。
川がまがった先に阪急オアシスがある。「水路にゴミを捨てないで!」の注意書きがあるが、おかまいなしの連中が多いのだろう。
川は中央環状線の下のところで暗渠になっているようで、この道のカーブがおそらく川の流れをあらわしているのだろう。はじめてここにきたとき、えらく道が曲がっているなと思ったのだが、川があると思えばなっとくする。
曲がった道を行くと南茨木駅に着き、ヤノベケンジのつくった大きな彫像が立っている。川の痕跡はここで切れているが、たぶん阪急線の向こうがわに川はつながっているはず。どうやって線路の向こう側にいこうかと一思案。