大日霊女神社(深江)

 阪神深江駅から海側すぐのところにある大日霊女神社。祭神は大日霊女(=天照大神)、稲荷神、えびす神が祭ってあるという。案内板をみると歴史的には、もと仏教の真言宗の寺だったが、浄土真宗に改宗。もとは大日如来が祀られていて、「大日っあん」の呼び名で地元の信仰の対象だったという。元の寺の名前が地名として残っていたが、今はその地名が消えた。「大日」如来から「大日」霊女となったのか? お稲荷さんは、水田があっただろうから祀り、えびす神は漁場の神として祀ったのだろう(たんなる推測ですが)。空襲で焼け、阪神大震災で倒壊し、神社は平成の時代になって再建された。鳥居、社殿が新しいのはそのせい。歴史的変遷や苦難を経てきた神社だが、新しいところだけを見るとそれがわからない。
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