日常語と学問用語のズレ

 日常使っている言葉(日常語)と学問用語のあいだにはズレがある。

 日常的に使う言葉であっても、よく考えるとあいまいで、わからなくなる言葉もある。

 明治時代に翻訳語として導入された「国際」(international)という言葉もそのひとつだ。

 とくに1990年代以降、globalizationという言葉が広がってきた。

 「国際化」と「グローバル化」は一見似ているようで、かなり違う事柄を指していることが多い。

 その違いを探るにはいろんなことに注意を払わなければならない。

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