西山天王山駅~調子八角(旧西国街道へ)

阪急西山天王山駅

前回のブログでは「新西国街道」の記事を載せたが、「旧西国街道」も長岡京市には残っているとわかった。「旧」のほうを歩いてみなければ、「旧」のほうが遺跡ものこっているのではないか、と考えた。電車にのっていていままで利用したことのない阪急西山天王山駅に降りてみることにした。「←西山天王山駅」の指示看板が

頭の片隅に残っていたのかもしれない。

西山天王山駅の案内地図

この右下のほうに「調子八角」の交差点名とそのすぐ右側に「西国街道」の文字がある。ここがそうなのか、間違うはずだ。車用の看板にはでていない。そのような指示もない。手持ちの小型地図にも西国街道の記載はない。長岡京西国街道を歩くなら、阪急西山天王山駅から一番近くて迷わずにすむだろう。断言はできませんが。

もうひとつの近辺の地図

これも駅のところにあった地図だが、「旧西国街道」の記載はない。街道はでてるんだけどね。

力水の水飲み場

駅の改札をでるとこんな水飲み場がある。天王山の合戦場の跡だから秀吉もここの水を飲んだのではないか、というわけで設置されている。その説明板もある。

力水の説明板

100%地下水とある。向日市から大山崎町にかけては、地下水のおいしい名水の地である。ここの近くにはサントリーのビール工場があるし、大山崎にはやはりサントリーのウィスキー工場がある。大阪府になるが島本町には水無瀬神宮の水がある。ここは多くの人がポリタンクを下げて並んでいる。

京都市の水道水は琵琶湖の水で、春になると水がにおう。いい匂いではない。ああ琵琶湖はいま汚れているのだな、と水道の栓をひねればわかる。

だから100%地下水ですよ、というのはこの地域の売り文句なのである。夏にでも来たときには飲んでみればいいだろう。