阪急の西山天王山駅。駅の上に高速道路の高架がある。まだ高速道路がない時代は、田んぼや畑が広がっていた。なぜこんなところに駅をつくるのだろうと疑問を抱いていたが、阪急にとっては交通の要衝になるゆえの先行投資ということだったのだろう。まだ周辺は開発途上とはいえ、ずいぶん家やアパートが建てられてきたなと思う。
これは調子八角の交差点の近くにある地図だが、あたまがこんがらがる。なぜなら、ふつうの地図は上部が北で下部が南となるがこれは南が上で北が下になっている。もっているポケット地図も北が上、南が下。これはこの地図を見ているお前のからだを基軸にして振り返って赤い矢印の方向へ行け、という地図だ。矢印の方向には右手の赤い方向が新西国街道、中の赤い矢印が旧西国街道、そんな標記はないから間違いやすいけれど。
振り返ると調子八角の交差点、この写真には旧西国かいどうの入口は写っていない。不動産屋の少し右手に行く。
この道標と案内板があるので、旧西国街道はここで間違いない、となる。
街道の入口(上りの方向)にウナギ屋があるのでこれが目印。
道の狭さから旧街道のおもむきがある。
もう少し行くと中野家住宅がある。
説明板にあるように国登録有形文化財だそうだ。こういう家があってこそ、旧街道の景観になる。「新~」にはこのような家はない。