2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

大学と企業の曲がり角?

1968年といえば先進諸国と言われた国々で大学紛争が起こった年である。社会文化的におおきな曲がり角になったので、ヨーロッパでは「68年革命」と呼ばれることもある。日本でも学生運動の嵐が吹きまくり、東大と東京教育大学の入試が中止になった。大学の危…

怪物を内にかかえた存在

プラトンの学説に魂の三区分説というものがある。人間の魂は理性、意志、欲求の三部分にわかれており、理性が欲望を適切に制御し、三つの部分が調和するのが理想である。ところで、理性はそれほど簡単に欲望を抑制できるのだろうか。プラトンは『国家』のな…

癒やし系

ひところ「癒やし系」(「イヤシ系」)などという言葉がはやった。見た目が癒やしをもたらせてくれそうな女優を指してつかわれたのがきっかけだった。ところで「癒やし」とは、文字からしてもわかるように「やまいだれ」がついていて、病気に関連する言葉で…

idea

ideaと書けば、英語読みでアイデアと読める。アイデアと読めれば、「アイデア」「思いつき」「着想」という意味ばかりでなく、「観念」「概念」「思想」、さらには「見当」「知識」、「予感」「想像」などの意味が思い浮かぶ。ラテン語的な読み方だとイデア…

生物多様性という認識

近年になってから、日本において生物多様性という認識がひろまりつつある。かなり前になるが、1971年に野生のコウノトリを保護のため捕獲した。これは象徴的なできごとだった。1972年にリオデジャネイロで生物多様性条約が締結された。しかし、日本が締結す…

1980年代の文化研究

戦後の日本は「文化国家」をめざしたが、時々の時期に応じて「文化」に求めるものも異なっていた。1980年代になるとオイル・ショックから日本経済は脱却して、海外へ、なかでも東南アジアへと企業は進出していった。またアメリカとは自動車をはじめとして日…

TVのない生活

TVを見なくなってかなりの時間がすぎた。3.11の津波はTVで見た。そのあと地デジへの移行後、数日たって長年使ってきたsonyの14インチブラウン管TVが壊れた。ちょうど時期をみはからったように壊れた。それからTVを見ていない。最初の1月ほどはついTVの方を…

重装兵としてのソクラテス

ソクラテスは重装兵として三度従軍して重要なつとめを果たしたことは書物によく書いてある。「重装兵としてのソクラテス」というのは、軍隊に参加するには兵備に費用がかかり(自己負担)、それだけの財産資格が問われたので、つまりそれだけの財産がソクラ…

27%の非正規

総務省の労働力調査(2010年)によると、34歳以下の働いている者のうち非正規労働者は27%だという。この数字は20年前にくらべて10%ほど上がっているという。20年前といえば、1992年だ。バブル経済の最後のときである。この頃は、就職(就社)せず、アルバイ…

奈良の鹿を食べた?

2012年11月9日の朝日新聞に「奈良のシカ駆除検討」というちょっとショッキングな記事が出ていた。鹿が増えすぎているので駆除を検討しているというのだ。これは動物が増えすぎ農作物、森林、人に害を与えるようになったとき取られる手である。ショッキングと…

Dèlifrance六甲道店

パンを買わねばと思い、新しくできたDèlifrance六甲道店で買ってみた。以前六甲道駅には、ヴィ・ド・フランスという店があったが、なんとなく似ているような似ていないような。などと思いながら、パンを買う。あとでネットで見たら、首都圏ではけっこうある…