旧岩崎邸和館(東京台東区)

旧岩崎邸は有名な洋館のとなりに和館がある。岩崎家当主は来客は洋館で、家の行事にかかわる客のもてなしなどはこの和館でしたということだ。いまは公開されている。この書院造りは立派なもので、これが本格的な間取りをもった書院造りであるという。これは実見する価値がある。これを見るとほとんどの民家の書院つくり風のものは、じつは書院つくりではないということになってしまうが、どうせ庶民にはこういう本物は必要がないということもよくわかる。写真は外から。ここは靴を脱いで上がり、空間を体験すると良いでしょう。

さらに、ここには地下があって、1951年に鹿地亘が監禁されていたという。キャノン機関がここにあったということがそれでわかった。びっくり。(藤森照信氏の著作から)

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