平安時代の京都、大阪、奈良交通図

平安時代の京都、大阪、奈良の交通図。ちょっと地図のかたちが変わっているようだが、京都と大阪、奈良に置かれた都の位置関係がわかる。長岡京恭仁京藤原京平城京難波京平安京の位置関係はこのようになるのかと、あらためて地図を眺めてみたくなる。足利健亮(地理学者)の知見を参考にしたと図の解説にはある。足利氏は元京大教授。古代日本の歴史的地理について研究していていくつもの興味深い説をといていた。室町幕府の足利氏の血統を受け継いだ人でもあった。

東高野街道南海道に相当するということらしい。河内湖は表記されていない。かわりに清少納言の言葉で「勿入渕」が引用されている。

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平安時代の京都、大阪、奈良の交通図