TVのない生活

 TVを見なくなってかなりの時間がすぎた。3.11津波TVで見た。そのあと地デジへの移行後、数日たって長年使ってきたsony14インチブラウン管TVが壊れた。ちょうど時期をみはからったように壊れた。それからTVを見ていない。最初の1月ほどはついTVの方を向いていたが、そのうちTVがなくてもとりたてて問題はなくなった。津波の中継はたしかに迫力があったが、三陸地方の現場に行ったらもっと迫力があった。いまは新聞とインターネットのニュース・映像で十分間に合っている。TVを見なくなって時間の余裕ができたかというと、そうでもない。TVがなくても、それはそれで時間がたりない。たまに出張先のホテルでTVをみると、いまではこれはなくてもよいか、と思う。それは、一方的におくられてくる映像に付き合わなくてもよいだろうということである。ひまをもてあましているに人は、ながらTVがふさわしいだろう。ホテルでTVをつけるのは朝、その地方の天気を知るためである。しかし、それはパソコンをインターネットにつなげれば済むことだ。それほど映像に浸りきった生活をしてきたわけではないとは思うが、TVとのつきあいは結構長い。そんな私でも、できるなら映像を選択して見たいと思うようになってきた。こんな人間が増えてきているようだから、TV会社も対策を練らざるをえないこととなるのではないだろうか。(121114)