むしろ編み台(神戸深江生活文化史料館)

  これは「むしろ編み台」。神戸の深江生活文化史料館の展示物です。稲わらを編んで藁紐をつくり、それを編み上げて「むしろ」をつくる。藁紐からは草履もできる。小さいときに藁草履をつくらされたが、子どもの細工だからうまく作れなかった。紐をつくる道具もあった。収穫が終わったあとの次ぎの季節に向けての仕事が多かったように思う。むしろは地面に敷くのにつかうが、ときにはむしろ旗にもなった。二つ合わせれば袋にもなるし、つり下げれば仕切り、戸の代わり、風よけにもなる。用途は多様だった。イメージ 1