通風口(聴竹居、大山崎町)

聴竹居の建物の外壁は地面まで届く形にしてあり、高床式ではない。いわゆる縁の下から反対側が見通せるようにはなっていない。長方形の穴が地面の近くに開けてある。これは通風口で、内部の床下に土管があって、外気を導く仕掛けになっているという。夏でもこれで、室内に空気が流れ、涼しく感じられるらしい。京都あたりは夏向きに家がつくってあるが、洋風の建築で、まだエアコンがない時代の工夫として興味深い。
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