USJもカワイイ系に

 大阪のUSJがながらく低迷を続けていたが、このところ入園者が増えている。その目玉が子供向けエリアをつくったことで、家族連れが増えたことが入園者増の要因とされている。東京ディズニーランドは「夢と魔法の王国」として「かわいさ」を全面にうちだしずっと好調だ。それに対して「パーク内は人食いザメや恐竜ばかり」とスリル、迫力でおしてきたが、入場者は減ってきていた。それにしても「カワイイ」をやはり客は求めているのかと、日本における「カワイイ」文化のあり方の再確認となったようだ。遊園地からテーマパークへ、しかもTDLのような特定のテーマパークへの移り変わりは、日本社会のありかたを映し出しているのではないだろうか。(参考:『朝日新聞』夕刊、20121220日。「USJちびっこ路線」「スリルよりカワイイ演出」)(121220)