御神田(住吉大社)

種貸社のところでお米のことに触れたので、大社の御神田のほうに話を移す。種貸社と御神田は、住吉大社を正面にして、そのの左手と右手になる。大社の建物をはさんで反対側になるので、普通ならばわざわざ足をはこんで見にはゆかないだろう。かくいう私も、はじめて住吉大社に来たとき、御神田を見るつもりで来たのだが、でっかい燈籠に気をとられ、太鼓橋から、住吉大社の本殿へとふらふらと歩いて行き田んぼのことは忘れてしまった。そのまま大社の裏手に抜けてからアッと気付いた次第。見所が多いから仕方がないよね。

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住吉大社御神田 1

 けっこう広い田んぼがある。これは保育園のものだが、かかしが設置されている。

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住吉大社御神田 2

 これは農芸高校のかかし。これらのほかにもかなりたくさんの案山子が立てられている。稲穂がたれ、もう少しで収穫というところ。田の上にはネットが張られ、鳥害を防いでいる。

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御神田の稲の生育について

 合鴨農法で育てていると書いてあるとおり、適当な時期にここに来ると合鴨がうろうろしている。神様にお供えするお米だから農薬まみれよりはずっと良い稲の育て方だろう。

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田植え神事の説明

 毎年、田植え神事が行われ、これは「重要無形民俗文化財」に指定されているととのこと。田植え神事が「民俗文化財」として残されてい貴重なもので、まだ見学したことはないので、これは一度見学したいものだ。