子宝の神さま

f:id:m-yoshidam:20210512122606j:plain

種貸社の内部

 種貸社のなかの様子。建物は新築間もないようで、とにかくまだ「新しい」感じをうける。「種」という文字が目立つ。一粒万倍をうたっており、子宝、資本、知恵を増やすことを願う神社である。神社の裏手に回ると、子どもを抱いた小さな塑像がびっしりと置いてある。

f:id:m-yoshidam:20210512123143j:plain

子宝祈願の像 1

f:id:m-yoshidam:20210512123235j:plain

子宝祈願の像 2

 

f:id:m-yoshidam:20210512123906j:plain

種貸社とは

 種貸社とは、延喜式内社の「多米神社」、祭神は「倉稲魂命」、神徳は「元種守護、子宝、知恵、一粒万倍、資本金調達」となっている。とにかく増殖全般にお祈りの効果があるという有り難い神社である。

 もともと稲の種を守るための神社だったようだ。住吉大社は大所領地をもっていて、昔の荘園領主がやっていたように種を農民に貸し与えていたという歴史がこういう形で残っているのだろう。そういえば、住吉大社には御神田も残っている。