クイーン・エリザベス寄港

元町を歩いていたら、やたらと退職した年齢層の白人の夫婦が歩いていた。団体旅行でやってきたのかな、と思っていた。あとで新聞に「クイーン・エリザベス」突然の寄港と記事がでていた。なるほど、そうだったのか。どうりで、ほとんど手ぶらで元ぶらをしていたのか、と納得した。同じく外国人でも心斎橋筋を歩くと、ドラッグストアの買い物袋を一杯にして歩いているのとは様子が違う。昔の神戸はたくさんの船が寄港したので、きっと外国人であふれていたのだろうと推測できるような人の流れだった。震災以後、神戸港への船の入港は少なくなり、また神戸空港もいろいろと規制があり、外国航路では神戸には人がこない。関空優先という政治による政策なので、どうしても大阪ミナミに集まるということになってしまう。北摂に住んでいる者にとっては伊丹空港神戸空港での利用が制限されているので、使い勝手が悪い。空も海と同じように制限が撤廃されれば、街の様子もそうとう変わってくるのではないだろうか。クイーン・エリザベスは暴風雨を避けたため横浜への寄港ができなくなり、神戸に来て、19日夜には韓国釜山へと出発したという。釜山なら乗船客はどこを観て歩くのだろうか。やはりチャガルチ市場、国際市場といったところだろうか。