「赤いきつね」と「緑のたぬき」じゃない「天そ」

まるちゃん(東洋水産)から「赤いきつね」と「緑のたぬき」というカップ麺がでている。CMでおなじみのあれだ。うどんとそばということで、それぞれ買ってきて、食べる段になって気づいた。「たぬき」とあるが、中には天ぷらが入っている。これは「天そ」(天ぷらそば)ではないか? よく見ると小さく赤に白抜きで「天ぷら」と書いてある。しかし、「関西」という文字もついているので「関西」の「たぬき」ということなのだろうが、大阪では「たぬき」といえば、そばに「あげ」が乗っているいるのを「たぬき」というから、これは大阪基準からすると「天そ」(てんぷらそば)だろう。カップに入っている天ぷらには小エビもまざっているから、東京でいう「たぬき」ではない。東京の「たぬき」はそばに天かすが乗っているものを言うが、大阪では天かすはボウルに盛ってただ(無料)で提供されている。かけうどん、かけそばを注文し、無料の天かすをかければ、そこで東京風の「たぬき」に変身するというわけだ。「緑のたぬき」は汁もどちらかといえば醤油の色が黒くでていて東京風だ。大阪風のタヌキに化けようとして、化けきれていず尻尾がでている状態か。ロングセラー商品なので名前は知っていたが、買ったことがなかったので今まで気が付かなかった。大阪人は安けりゃ買うかもしれないが、お湯を注ぎこみながら「これタヌキちゃう」とつっこみを入れているだろう。(130106)

 

年越し蕎麦用に日清のどん兵衛「天ぷらそば」を買った。ずぼらで済まそうとするひとも多いらしく、カップ麺(そば、うどん)が山盛りになっている。親子そろって「こちらがいい」と品定め。焼きそばという変化球もある。日清のどん兵衛はタヌキではなく、「天ぷらそば」との表記だった。年明けてから食べるかも。(211231)

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天ぷらそば どん兵衛