これは住吉大社本殿を横から見た写真。右手の本殿と左手の拝殿とは屋根のかたちが違うことがわかる。朱塗りの部分が本殿。本殿の内部は内陣、外陣と別れ、側面は各2間。屋根は直線。妻入り。
拝殿は前回のブログの写真のように、屋根は本殿とはちがって、複雑な形をとっている。唐破風、照りなど、仏教建築の影響をうけている。
住吉大社には境内の奥左手のほうに七堂伽藍をそなえた立派な住吉神宮寺があったが明治の廃仏毀釈で取り壊され、住吉大社には残っていない。回廊の一部が生根神社に、西塔が徳島の切播寺に移され残っている。
本殿を斜めから見た写真。屋根の直線の具合がよくわかる。拝殿との屋根の違いも。建物の土台の部分が残念ながら朱塗りの板で囲われていてよくわからない。下の隙間から覗いてくればよかったのだが、屋根に気をとられてしまった。ともかく古い神社建築の様式を残しているのと、それが四棟も並んでいるのだから、これはすごいことだと思う。