唐臼山古墳の南側には展望所があって、そこからは琵琶湖大橋を見ることができます。遠くに三角形の山が写っているのは野洲にある三上山。すぐ下は小野の住宅地で左手のほうに湖西線があり、JR小野駅があります。このような位置関係です。
三上山をズームアップしてみるとこんな感じに写りました。昔のコンデジなのでこれが限界です。それにしてもここも眺めが良いところです。
ところで、Wikipediaで「小野妹子」を検索すると、唐臼山古墳の南側にも古墳があり(あった)、「妹子の父の墓である可能性」があるとあります。ところが、「なお後者(=妹子の父の古墳)は大津市教育委員会による事前調査が行われたのち破却され現存しない」と書いてあります。「破却」という強い言葉ですが、この眺望を得られるあたりにあったのかもしれません。現地に行ってもなにもこのようなことは分かりませんでしたので、書いておきます。
大阪南部でもかつては宅地開発などのために古墳が破壊されたことがたくさんありました。古墳でなくても、墓地が更地になり、その上に建て売り住宅が建てられて入居しているところが今でもあります。最近もそういうのを見てびっくりしました。何かの目的のためとは言え、土地の由来(地霊)をまったく無視してしまうことはあまりよろしくないと思います。
小野妹子神社の入口にある鳥居です。奥の階段を上がって右手に行くと展望所、左手にゆくと神社、唐臼山古墳に行けます。
この入口のところへは車止めがあって、自動車は入れません。車を止める場所はないようですので、ここへは小野駅から歩いてくるのが時間のロスが少ないようです。