竜田山のほうへ(分岐点)

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井戸あるいは水溜

 竜田神社本宮跡から少しのぼると右手に水溜がある。このような形のものを「井戸」と呼んでいるところもあったから、これも井戸かもしれない。本宮跡の少し上なので「井戸」として使用されていたのかもしれない。こういう高い場所でも水が出てくるのが驚き。

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桜の植林地

 上のほうにも桜の植林地がひろがっている。どんどん広がっている。桜の時期にまた来てみたいものだが、花見の時期にはどういう対応がとられているのだろうか。もともと桜の名所だったが、新たに名所になると、種々の問題が花見の時期には発生しないとも限らない。だいたいは大量飲酒、気分高揚、放歌高吟、放尿脱糞、苦情殺到、喧嘩発生、流血事態、警官出動などとなるケースが多いようだから、上野公園や円山公園のようにはなってほしくない。

 余計な話はさておいて、桜の植林地を抜けると広い道に出る。ここから先がどう行けばよいのかわからない。案内はない。ひとまず公園があるのでそれに沿って歩いてみる。するとまた分岐になる。

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道の分岐から大阪側の眺め

 大阪側の眺めがひろがっている。遠くに白い塔が見える。富田林にあるPL教団の塔だろう。下のほうに見えるのは雁多尾畑の集落だろう。小さいポケット地図しか持っていなかったので、ここがいったいどこだかわからない。国土地理院の地図があればと久々に後悔した。うろうろして「本堂-高井田」の小さな標識が道のかたわらにあったので、それを手がかりにして、本堂方面へと行けば良いだろうと判断した。地図、標識がない、ということは、ハイキングで歩く人はほとんどいなくて、クルマでくる人か道を知った地元の人しか来ないところなのだろう。粋狂に歩いている人には一人も会わなかった。その意味では静かに歩くことを楽しめます。