金山彦(毘古)神社から、20分ばかり坂道を登ってゆくと金山媛神社に着く。媛は姫とも毘賣とも書かれる。「毘賣」は古事記での表記。
横に大阪府の「急傾斜地崩壊危険区域」「災害危険区域」の警告がある。神社があるところは、崖の中腹にあたる場所。亀の瀬の資料室前の地図が思い起こされる。
崖に沿って斜めに石段がついている。これを登り、振り返るようなかたちで神社がある。
立地のせいもあって境内は比較的狭い。なぜここに?と思ったが、それは本殿の奥をのぞいてわかった。
この写真ではよくわからないと思うが、写した本人もこれ以上近づけなかったのだが、本殿の奥に磐があり、磐に穴があいている。おそらくこの磐への信仰があってこの場所に神社の建物が建てられたのだろう。
案内の内容は、ほぼ金山毘古神社のところにあった案内と同じ。「彦」と「媛」の違いだけ。
鳥居の近くにしめ縄が張られ、上の奥のほうにとんがった何かがある。なんだろうこれは? あれかなとも思うところもあるが、わからないので断定は控える。金属の神様だから金属加工に関連するものではないだろうか。見ることができない岩穴とこれが気になった神社であった。