「ここはビオトープ」看板にあるように、ここはビオトープ。枯れた水草が水のなかに点々とある。
冬なので水は透き通っていて静か。夏に来れば様子が違うかもしれない。
切石が並んでいる。どうも見学者の集団がここに腰掛けて西の谷公園の説明を聞いたり、生態学の説明を聞いたりするところらしい。
生物多様性の保全、地域固有の郷土景観の維持、生涯学習の場の創出、レクレーションの場の創出、と宝塚農林振興事務局は四つの意義をうたっている。
この案内板には「西の戸山」と呼ばれていたこと、松茸がとれたこと(貴重!)、山分けといって薪、柴をとりに山に入ったこと。1、2月の寒い時期に天秤棒、大八車で、子どもも背負子を背負って、家族総出で山に入ったことなどが説明されている。「里山」への関わり方が現代とは違っていて、このような具体的な山との関わりがあって「里山」が維持されていたことがわかる。