孝安天皇陵へ行こうとしてとことこと歩く。案内標識があるようで、かんじんなところに無い。丘陵のすそを半分ほど円を描いて回ってしまった。途中でゴミがあるな、と通りすぎようとして、ちょっと変だとよくみたら、お供えだった。
おそらく地蔵菩薩の浮き彫りだろう。露出している岩に彫り込んだもの。ひとが来そうにもなく、枯れ葉に埋もれている。
まもなく墓地があり、寺がある。どこへ行けばいいのかわからないが、道があればいいやと思い寺に昇る横道があるのを発見して、丘に登れそうだと判断した。そして孝安天皇玉手陵に行き着いたが、これもいったん金比羅宮から下がり、もういちど引きか返すようにして石が敷かれている道を上がらねばならない。要するに参道の裏道に来てしまったようだ。
前にも触れたように、孝安天皇陵の前からは南側しか眺望がない。金比羅宮からも北側の眺望はない。ここから下りると宮内庁の看板がある。
ここから上がればよかったのだけれど・・・。無駄足のおかげで地蔵さまに会えた。
丘から下りてきたところから北の方向をみる。
家並みの向こうがわに見えるのが本馬山だろうと見当をつける。ぱっと見で1キロ以上,2キロはありそうだ。どうやって行こうかと思案をする。
山を目当てに近くの道を選択することにした。有視界歩行。